世界的ベストセラー『鱈――世界を変えた魚の歴史』『塩の世界史』のマーク・カーランスキーが手掛けた「紙」の歴史。紙が最初につくられた中国から、イスラム、スペイン、イタリア、オランダ、イギリス、フランス、アメリカ、日本まで、まさに「紙」を通して世界史を概観する骨太の歴史書。経済、芸術、宗教、生活様式等、紙が人類に与えた影響を多角的な視点から解説。
発行所:株式会社 徳間書店
判型/仕様:四六判
発売日:2016年11月24日
序章:テクノロジーの歴史から学ぶほんとうのこと
第1章:記録するという人間だけの特質
第2章:中国の書字発達と紙の発見
第3章:イスラム世界で開花した写本
第4章:美しい紙の都市ハティバ
第5章:ふたつのフェルトに挟まれたヨーロッパ
第6章:言葉を量産する技術
第7章:芸術における衝撃
第8章:マインツの外から
第9章:テノチティトランと青い目の悪魔
第10章:印刷と宗教改革
第11章:レンブラントの発見
第12章:後れをとったイングランド
第13章:紙と独立運動
第14章:ディドロの約束
第15章:スズメバチの革新
第16章:多様化する使用法
第17章:テクノロジーの斜陽
第18章:アジアへの回帰
終章:変化し続ける世界