中国政府(中国工業和信息化部)によると、2010年第4四半期までに工業排水基準COD150Mg/リッター以上の工場は強制的に閉鎖となる旨公表した。大手メーカーは既に最新設備で環境対策に対応しており、今度の公表は多数の中小紙・板紙・非木材パルプ製紙メーカーが対象で、総能力432万トンに相当する。中国では既に2006年から2009年に650万トンの生産設備を閉鎖・廃棄しており、今回の決定で閉鎖・廃棄となる能力は総合計1082万トンとなる。この結果、パルプ代替輸入量(BCTMP,BEK等)の増加が見込まれる。
5月28日、31日付け RISIから
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ