2009年以来世界経済危機で国際的に新聞用紙市場が低迷し続けているが、2012年までに、中国やインドの中間層が引き金となり新聞用紙市場が回復すると予想されている。先般、上海で開催されたRISIの会議発表では、2010年のアジア需要量は2008年より80万トン減少するが、2009年より5-6%需要が増加する見込み。2011年にはピーク時2008年の水準まで回復し、2012年には中国とインドの牽引により2009年比で約180万トン増加すると期待されている。中国で79万トン、インドで60万トンの増加見込み。一方、北米では新聞用紙需要の減少傾向が止まらず回復の見込みはない。年間需要量は2008年の780万トンから2009年には580万トンと大幅に減少している。2012年までに更に落ち込み520万トンとなる見込み。
8月23日付け PPI ASIAから
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ