中国製紙産業は原材料の約40%を輸入パルプ(国内パルプ自製メーカーは約20社)及び古紙に依存、輸入の紙・板紙量は国内消費量を15%を占めている為、明らかに人民元高は利益を産業にもたらす。仮に人民元が2%上昇すると、製紙メーカーのコストは0.51%削減され、粗利益が3.1%増加、利益全体で8.79%増加する見込み。本年1-5月のパルプ輸入量は474万トン、金額ベースで25億ドルに達し、人民元上昇は確かにメリットとなる。更に、多くの製紙メーカーが抄紙機を輸入に依存しており、この方面でも人民元高の恩恵は大きい。そのうえ、パルプ及び古紙価格は高値推移しており、人民元高は効果的にコスト削減に作用する。
9月26日付け ChinaPaperOnlineから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ