物流の国際競争力強化が叫ばれており、鉄道モードによる海上コンテナ輸送ネットワークを組み込んだ東アジアと国内をつなぐ物流が話題となっている。まだ認知されていない45フィートコンテナの国内走行は日本各地で実証実験の取り組み事例が目立ってきている。45フィートコンテナは2005年にISO規格化され、現在では北米・中国航路で多く利用されており、国際競争力強化の観点から日本での導入検討が求められている。但し、国内走行上制約や、45フィート適合シャーシが無く45'コンテナを実施的に使用できず港頭のターミナル止まりとなっている。45'は容積も大きく物流効率化に取り組む荷主から利用ニーズが高まっており、鉄道輸送での実現可能性が実験されている。45'(9'6")コンテナは40'より長さが1.52M長く、庫内のバンング作業では40'が20パレット収容できるが、45'は内寸が1.3M大きいため、24パレット積載可能。現段階では輸送用の45'シャーシーは国内シャーシーメーカーの開発協力がなく、実験用にはオランダ製の3軸シャーシーを輸入調達している。
2010年10月 「荷主と輸送」から抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ