台湾財政部は中国、日本、韓国及びフィンランドからの輸入コート紙のダンピング調査開始を決定した。雑誌、定期出版物、ダイレクトメール及びラベル用途に使用されるコート紙で米坪60-200gが対象。財政部は申し立て人、台湾製紙連合会が提出した書類でダンピングの証拠を確認、中国品は国内価格より14%ダンピングされ、日本は47%、韓国11%、フィンランドは31%安売りされている。このダンピング販売が台湾国内産業に損害を与えているとし判断し調査開始を決定した。台湾経済部は40日以内に国内産業に重大な損害が発生しているかどうかを判断し、財政部がダンピングの有無を決定、黒であれば、アンチダンピング率を賦課する。ダンピングマージンは台湾製紙連合会が当初申し立て時の率より低めで、昨年7月11日申し立て時は中国93%、日本88%、韓国14%、フィンランド34%であった。台湾コート紙事情:2005年国内生産量38.1万㌧、輸入紙14.3万㌧。2010年国内生産量26.1万㌧、輸入紙19.9万㌧。 2月1日付け RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ