米国に始まったコート紙反ダンピング・相殺関税問題は欧州に飛び火し、更にアジアの台湾、パキスタン、南米アルゼンティンも調査を開始している中、肝心の米国内の反ダンピング・相殺関税賦課結果は以下の通り。2009年米国内コート紙需要量は120万㌧で2010年には130万㌧に増加した。米国メーカーのシェアは以前48%であったが、反ダンピング・相殺関税賦課後は57%に上昇したものの、上昇率は僅かの9%に留まり、中国のシェアは22%から2%へ極端に下落した。最大の受益者は米国メーカーではなく、2009-2010年の貿易統計から明確な通り、韓国と日本からの輸入量が13%から24%へ11%増加し、同時にEUからの輸入量も8%から15%に増加しただけだった。 3月29日付け RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ