最近発表された、「世界新聞用紙能力停止危険可能性」によると、今後5年間に、北米で700万㌧中200万㌧強、西ヨーロッパで250万㌧強、アジアで100万㌧強の新聞用紙能力が閉鎖停止となる危険がある。過去10年間に電子媒体の影響から先進国での新聞発行数が減少しており、今後数年同様の傾向が続くと見られる。欧州及び北米では新聞用紙の需要が減少しており、特に生産量の30%を輸出に依存している北米メーカーは、アジア勢の新増設もあり国際市場で競争激化に直面する。北米及び欧州メーカーは新聞用紙の原料を新聞古紙に大幅に依存しており、新聞古紙発生量の減少とアジアメーカーの古紙需要の高まりから閉鎖停止の危険性が高い。 5月23日付け RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ