台湾栄成紙業は江蘇省無錫工場に年産能力25万㌧の再生段原紙機1台の設置を発表した。2013年10月稼働予定。更に浙江省平湖の自社工場内にも2台合計80万㌧の段原紙機を増設する考えで、中国当局に認可申請をする予定。現在無錫工場は機械3台、合計能力55万㌧、平湖工場は2台合計65万㌧の機械が稼働している。今回の3台の増設計画が実現すると、同社の再生段原紙生産能力は現行120万㌧から225万㌧に増加する。目下中国段原紙市況は需要の低迷から軟化しており、同社の増産計画を危ぶむ向きもあるが、中国政府の旧式設備廃棄政策を受け、特に江蘇省や浙江省の中小メーカーが設備停止廃棄を進める中、同社の増産計画は供給ギャップを埋めることになる。再生段原紙生産量の約20%は自社加工工場向けで、残り80%は中国国内向けに販売している。 7月6日付け RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ