ベネズエラ政府は今月初めに新聞用紙を含む数品目の輸入関税を変更した。輸入に依存している多くの品目が影響を受ける見込み。8月7日付け公式通達によると、輸入手続きの際の証明書の提示について、新聞用紙や他の49品目は従来証明書提示の必要ないリスト1から、提示が要求されるリスト2に変更となる。リスト1は国内で生産されていないが重要な品目を網羅している。ベネズエラでは国内で新聞用紙が生産されておらず、リスト変更を不可解とする向きもある。2012年1-5月の新聞用紙輸入量は1.55万㌧で昨年同期比6.1%減少している。主な輸入先はカナダ及び米国。2011年通年輸入実績は4.45万㌧で2012年比58.4%減少している状態。ベネズエラ政府は近い将来新聞用紙の生産を計画。政府は新会社―Empresa Basica Socialisa de Pulpa yPapelに投資し北東部アンツオアテグイ州インデペンデンシアに25万㌧(標準・高級新聞用紙及び嵩高書籍用紙―米坪45-60g)を生産する。稼働は2013年の予定。 8月17日付け RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ