メッソ社は年間3千万ユーロ削減目標に製紙機械関連部門の人員整理の交渉を開始した。目まぐるしく変化する環境の下で競争力を維持し業界トップの地位を死守する目的で、フィンランド工場6ケ所で最大約630名が対象、2013年第1四半期から実施の予定。経済先行き不鮮明で製紙業界の先行投資意欲がそがれ、抄紙機械の需要減や安価な競合品の台頭等でメッソ社は社内抄紙機械部門の調整が必要となっている。より経済的な中小型の板紙機械需要は変わらないが、印刷用抄紙機械の新規需要は低迷し、フィンランド国内以外中国を含む海外の生産能力の調整も必要。印刷用抄紙機械市場は低迷軟化しているが、板紙やティッシュ消費量は順調に伸びており、製紙産業はメッソ社にとって依然魅力的であり重要視している。 9月18日付け RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ