中国政府は中国各省に2013年分の旧式設備廃棄計画を提出要請した。工業情報化部と財政部各省向けに共同で通達し、2013年1月28日までに閉鎖停止目標の提出を要請している。深刻な空気汚染を発生し燃料を大量に消費する旧式生産設備廃棄目標は紙パルプを含む19産業界がタ―ゲット。紙パルプ業界の本年末廃棄目標数字は995万㌧。今回の通達は各省に対し2013年の目標に向け、紙パルプ産業が抄紙機械及びパルプ機械毎に生産能力を申告するもので、以前は各会社が廃棄予定の機械能力総合計を申告するだけで機械毎の詳細は必要がなかった。申告内容には、機械番号、稼働時期、補助設備の詳細、原料成分、生産品目の米坪やパルプ設備が使用する原料成分等が必要とされる。政府の指針では2015年までに紙パルプ産業で以下の機械が廃棄対象となる。年産能力5.1万㌧以下のパルプ設備、3.4万㌧以下の非木材パルプ設備、1万㌧以下の古紙使用パルプ設備、5万㌧以下の新聞用紙機、機械幅1760mm以下で生産速度120m/分以下の印刷用紙機、機械幅2000mm以下で生産速度80m/分以下の紙器用板紙及び再生段原紙設備。 12月14日付け PPI Asia から抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ