アラブ首長国連邦(UAE)は中東及び北アフリカ最大の紙・家庭紙輸入国で、UAEの一人当たり紙消費量は175kgで世界水準を超えている。UAEはインドネシアやアジア諸国が生産した紙や家庭紙の主要マ―ケートで、中東地区の重要な輸出入センターとなっている。中東地区は製紙業の発展が著しく、2008年の生産量全体は需要の38%程度しか満たせなかったが、2011年に50%カバー可能となった。中東地区の生産量増加に伴い、アラブ以外から家庭紙の輸入量が減少傾向にある。UAEの一人当たり紙消費量はイタリアやスペインと同水準で、2010年の紙消費量は350万㌧、中東地区全体では1800万㌧であった。インドネシア紙パルプ連合の数字では、2011年中東の消費量は1900万㌧、今後8年間で1100万㌧増加し2900万㌧に達する。現地メーカーは水源不足の為需給ギャップは海外メーカーに依存しすることになる。 1月9日付け 中国紙網から抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ