台湾大手メーカー永豊余と栄成紙業は生産過剰下の中国で拡大路線を続行する。◎永豊余は江蘇省揚州工場に45万㌧の再生ライナー3号機(機械幅6600mm、設計速度1100m/分)の設置を開始、2013年第4四半期の稼働を目指す。揚州工場には既に機械2台、1号機―再生中芯17.5万㌧、2号機―再生ライナー27.5万㌧があり、3号機が稼働すると再生段原紙総生産能力は90万㌧に達する。同社は中国本土に製箱工場12ケ所所有し年産合計8.6億平米の加工能力があり原紙使用量は65万㌧、不足分は地場メーカーから調達している現状だが、総能力が90万㌧となれば余剰分を市場に販売する予定。◎栄成紙業は江蘇省無錫工場に25万㌧の再生中芯機を新設する。2013年10月稼働予定。無錫工場には既に機械3台で段原紙合計能力55万㌧有り、他に浙江省平湖工場で機械2台、段原紙合計65万㌧の生産能力を有している。
1月23日付け RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ