豪州大手包装資材メーカー、AMCOR社は本年末までにクイーズランド州Petrieの紙器用板紙工場を閉鎖する。年産能力14万㌧の裏ネズ及び裏白生産工場だが、閉鎖の主な理由は豪㌦高及びコスト高騰(特に燃料コスト)。AMCOR社はPetrie工場閉鎖で豪州内に紙器用白板工場を失くことになり、代替品を輸入することで対応する。この結果、オセアニア地区での紙器用板紙工場は僅かニュージーランド、Reynolds GroupのWhakatane1工場(11.4万㌧)だけとなる。 段原紙関係では、AMCOR社は先にビクトリア州メルボルンのAlphington段原紙工場を閉鎖しており、同社の板紙生産は、新たにニューサウスウェールズ州、シドニー近郊のBotany Bay 中芯工場だけとなる。2年後にはフル生産、年産40万㌧が可能。
2月22日付け (PPI Asia)から抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ