CEPI(欧州製紙産業連合)発表によると、2012年加盟会社の古紙使用量は減少しており、結果として印刷書籍用紙(グラフィックペーパー)の生産量も減少している。2012年の古紙使用量は対前年比1-1.5%減で、実際の使用量は4840万㌧(対前年比1.2%)であった。2012年の紙の生産量も2011年に続いて減少し1.7%減の9200万㌧と推定される。これは特に印刷書籍用紙の減少が顕著な為で、2012年は対前年比5-5.5%減で、8年連続前年比減少している状態。新聞用紙の生産量も7%減少が見込まれ、過去20年間で最低水準となる模様。対照的なのが包装材とテイッシュで2012年生産量は増加傾向にある。2012年加盟国の紙の生産能力は100万㌧純減している。
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ