インド国内の高品質な紙需要の高まりに対応すべく、JKペーパー社はパルプ調達のため、ミャンマーやベトナムにパルプ設備の建設を検討している。ミャンマーやベトナムはインドに隣接し、海外投資に門戸を開放している。インドでもデジタル時代の到来でパソコンやタブレットの販売が急増しているものの依然紙需要は堅調に推移しており、現在インド国内の紙市場は約1150万㌧で、2020年までに2000万㌧に達する見込み。増加要因は主に小売向け消費財用の包装用板紙部門だが、印刷筆記用紙部門も未だ消費水準が低く需要は堅調に推移する模様。同社の総生産量は現在45.5万㌧で、板紙部門では国内第2位、事務用紙の市場占有率は20%で間もなく32%に達する見込み。コート紙需要の約40%は輸入に依存している。
5月7日付け RISI 及びHindustantimesから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ