フィリッピン関税委員会は国内メーカーが輸入廉価品と対抗措置する時間作りとして、緊急関税を更に3年間延長するよう勧告した。同時に関税率の5%引き下げも勧告している。緊急関税導入は2011年6月から3年間2013年6月で、㌧当たり1,211.15ペソ(キロ約2.7円)、これが5%下がり、1,150.60ペソ(キロ約2.56円)となる、2013年6月から発効となる。2011年緊急関税の導入は法律で規制されている供給量の限界値3%を超えた為で、結果として2011年の輸入品シェア実績は2010年の12%から5%に減少したが限界値3%を依然上回っている。又、緊急関税の撤廃による周辺諸国(タイ、韓国、マレーシア、サウジアラビア)からの余剰品の大量侵入は避けられない状況。
6月11日付け RISI及びPhilippine Daily Inquirerから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ