チリ最大の紙パルプメーカーCMPC社の昨年第4四半期の市販パルプ販売数量は576,000
トンで前年同期比6.3%増、パルプによる収益は9.4%増の396百万ドルであった。広葉
樹パルプ生産増加は欧州、米国及び南米での需要増加のための輸出が増加したため。
同社によると今年の生産量は昨年比100,000〜120,000トンを増産するとの見解。1月
の数量全体に関しては、中国需要が伸びたこと、北米向けが寒波の影響で増加、及び
チリの港湾ストの影響などが要因と考えられる。今年の展望としては特に新興国市場
向けなどに期待しており、価格面でも経済動向次第で、悲観的ではないとの見方であ
る。
3月12日付RISIより抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ