ブラジルSuzano社は、昨年12月発表した1月1日からの晒ユーカリパルプ(BEK)の欧州
向け820ドル/トン、北米向け880ドル/トン、アジア向け720ドル/トンの新リスト
価格はまだ目標価格に到達していない模様。同社によると、鋭意値上げ交渉を続けて
いるが部分的な値上げも通らず以前の価格に据え置かれているようだ。需給バランス
から市場での供給過多が原因と思われる。ブラジルは世界最安値のL材生産国だが、
効率のいいメーカーでも収益は上げられていない。欧州と中国の消費量が増加傾向で
市場も改善しており、今後の価格動向は世界のパルプ需給バランス次第と思われる。
一方、鉄道輸送の一部未整備のため同社Imperatriz工場は第1四半期に約4万トン分を
ロスしたとのこと。
3月21日付RISI WEEKLY NEWSより抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ