Asia Pulp & Paper社(APP)はこのところの中国内での景気減速の影響を考慮して、当初計画していた薄葉紙の大増産計画に一定の歯止めをかけることとなった。同社は2015年以降に予定していた全ての機械設置を、当初の計画を1年棚上げして、実行に移すと決定した。また一部の抄紙ラインについては需要の低下と自家生産パルプの不足を理由にキャンセルしたと公表した。昨年同社が打ち出した青写真では、約280万トンといった巨大な増産計画で、中国及びインドネシアの複数工場に52機の新たな薄葉紙生産ラインを新設する予定だった。
5月9日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ