ヨーロッパでの2013年古紙再生率は71.7%だった。ヨーロッパの紙部門では回収古紙と再生古紙の数量は引き続き安定しており、紙の消費量は減少しているにもかかわらず、5千7百万トン強を維持している。統計を開始した1998年と比較すると45%(1千8百万トン)再生率が増加したことになる。ただし、新聞用紙は段ボールとともに伝統的に回収率の高いアイテムであったが、減少を続ける新聞用紙消費量が全体の古紙再生率に大きくマイナスに作用している。一方で、ティッシュやトイレット紙などは消費量が増えているにもかかわらず、衛生上の問題から再生には向かない。紙全体の消費量のうち21%が再生、回収が困難な古紙である。
6月25日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ