価格が安定をみせていた5月に引き続き、北部NBKP価格は依然需給の均衡がとれた状態で、また適切な在庫水準を保った形で6月も安定、当該パルプメーカーを支えている。しかも一部ではむしろ価格堅調な推移も見えている。一方、晒ユーカリパルプのメーカーは同様に概ね前月並みの価格を維持しているが、こちらの場合は厳しい低価格を依然強いられていることを意味している。それとは対極的に、フラッフパルプの第一線では各メーカーは依然として強気な姿勢を崩しておらず、旺盛な需要に後押しされる形で、再値上げをもくろんでいる。
7月3日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ