ロシアの新聞用紙メーカー最大手のKondopoga社は従業員最大1,600人の人員削減を実施する予定で、更に工場の費用対効果改善の為、製紙部門以外の資産を売却することになっている、と同社社長が現地メディアを通じて発表した。但し、年内にこの大量解雇を強行するものではなく、2015年以内には実行に移すものと付け加えている。現在の生産体制であれば、従業員は3,000人で遂行できるといった社内調査の結果がでているものの、現状4,600人の従業員を擁しているのが実態で、同社が今後目指すべき姿は効率的な事業形態と社会的責任のバランスをいかに取るかである、とも語っている。因みに、同社工場は7つの製紙ラインを有し、年産76万トンの新聞用紙および年産1万6千トンのクラフト紙を生産する能力がある。
11月26日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ