10月ユーロ圏18ヶ国の季節要因調整後の失業率は11.5%と前月から横這いで推移したが、前年同月の11.9%からは微減となった。一方、EU28ヶ国の10月失業率は10.0%で、同様に前月から変動なく、また前年10月の10.7%から失業率はわずかに改善傾向となった。10月、ユーロ圏18ヶ国の約1千8百40万人を含むEU28ヶ国の男女約2千4百41万人が失業している状態である。前月と比較するとEU28ヶ国の失業者は4万2千人増加、ユーロ圏18ヶ国でも6万人が増加となった。前年同月比ではEU28ヶ国では約1百55万人減、ユーロ圏18ヶ国では約54万7千人減となっており、ヨーロッパ全体の雇用市場は前年比ではやや改善されている。失業率の低い国はオーストリア5.1%とドイツが4.9%、一方高い国はギリシャの25.9%、スペインの24.0%であった。
【参考】
ユーロ圏18ヶ国:ベルギー、ドイツ、エストニア、アイルランド、ギリシャ、スペイン、フランス、イタリア、キプロス、ラトビア、ルクセンブルグ、マルタ、オランダ、オーストリア、ポルトガル、スロベニア、スロバキア、フィンランド
EU28ヶ国:上記18ヶ国+ブルガリア、チェコ、デンマーク、クロアチア、リトアニア、ハンガリー、ポーランド、スウェーデン、ルーマニア、イギリス
11月28日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ