米国Graphic Packaging社(GPK社)が$3千9百万出資するCascades社の板紙工場と加工施設買収によって、北米塗工再生板紙市場の同社シェアが45.6%へ拡大することになる。今回のCascades社のカナダ2工場、製函施設3ヶ所のGPK社への売却により、GPK社は北米で塗工再生板紙工場は4ヶ所、加工拠点26ヶ所を保有することになり、同産業界の主導権を握る立場となる。当該のCascades社2工場はそれぞれケベック州のEast AngasとJonquiereに位置し、いずれも年産7万2千トンの生産能力を有しており、GPK社の塗工再生板紙の生産能力合計を年産103万トンへ押し上げた。8月にFusion Paperboard社の閉鎖があった為、北米全体の生産能力は現行年産224万5千トンである。
12月12日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ