中国の寧夏回族自治区に位置するMCC Meili Paper社の同社工場で、全てのパルプ生産ラインを停止させることを決定した。ライン合計で藁パルプ年産10万トンの生産能力があった。同工場内にて年産20万トンの印刷・筆記用紙生産ラインへ藁パルプの供給を行なっていたもので、今後は製紙ラインへの原料供給は市販パルプに頼ることになる、と同社関係者は語っている。ただし、ラインの停止時期の詳細については明らかにしていない。一般的に、中国の藁パルプ生産ラインは小型でしかも老朽化しており、国内で高まる無公害生産への規制に合致していないのが実情である。同社は木材パルプの使用比率を高め、紙の品質を向上させる意向があり今回の決定に至った。
1月2日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ