ポーランドを本拠とするArctic Paper社は、これまで書籍用紙や下級印刷用紙を生産してきたドイツの同社Mochenwangen工場で、グラフィック用紙分野から撤退し、今後は包装紙・特殊用紙分野への展開を図っている。既に、同工場では現在食品と接触する紙器用紙の生産を開始している。昨年半ばに同工場は紙の低米坪化を図る為、3号機サイズ・プレス工程の改造を行なっており、更にその工程の直後に赤外線乾燥装置を取り付けた。それによって、ファストフード業界向けとして脂肪分の多い食品やマフィン用紙器用途などに使われる耐油紙の生産も可能となった。
1月29日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ