フィンランドを本拠とするMetsa Board社は、今年5月の定期保守点検期間にスウエーデンの同社Husum工場8号機を改造し、ライナー生産に切り替える計画であることが分かった。同8号機は現時点ではグラフィック紙年産29万トンの生産能力を有し、そのほとんどをSappi社が塗工と販売を担いつつ、長期契約のもとGalerie Fine(中質コート紙)、Galerie Art(コート紙)の銘柄で販売をしている。Metsa Board社の計画では、8号機でのSappiコート紙向け生産は年内に終了し、2016年2017年は上質紙巻取とライナー双方を生産する方針だが、それ以降は完全にライナー生産一本に切り替える模様。
2月3日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ