紙パルプ製品評議会が発表した統計速報によれば、北米の1月上質紙出荷量は前年同月比4.0%減少し64万トンとなった。但し、当月は前年1月より稼働日が1日少ないことを換算すれば、前年同月比では逆に1%増加したことになり、微増とはいえ需要増は朗報である。前年1月は2013年1月から8.1%下落していた。1月の稼働率は87%で、前年同月および前年平均と同様のレベルで推移している。基本的に上質紙の需要は全体の国内需要から比較すると好調に推移しており、8.1%の国内出荷量減に対して、需要は4.3%の減少に止まった。一方、特筆すべきは1月の輸入量が前年同月比34%大きく数字を伸ばしている点である。
2月10日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ