Sappi社は、このほど南アフリカのKwaZulu-Natalに位置する同社Stanger工場の年産8万トンの1号機でのコート紙生産を永久停止させた。但し、今後同社はEnstra工場の事業として同ラインで上質紙を生産することとしている。Sappiグループ関係者は、世界的な技術革新と経済動向によって、印刷・筆記用紙の需要は主にコート紙分野で低迷する現象を誘発し、結果的にStanger工場1号機へ致命的な打撃を与えることとなった、と語った。同社はこれまでEnstra工場の3ラインで年産20万トンの上質紙生産を行なってきたが、今回の措置によって、そのかなりの部分をStanger工場1号機に肩代わりさせる結果となった。
2月19日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ