エジプトのCarta Misr社は、カイロ市に位置する同社工場3号機にて依然上質紙生産の準備を進めている。同社オーナーによれば、同ラインは本来は2008年に稼働を予定していたものの、やっと今年8月までの稼働開始に目途が立ったというもの。同3号機の立ち上げの遅れは、付帯設備の問題と国内の政情不安が要因となっていた。しかも、最近になって環境面での不備が遅れの原因にもなっていた。同ラインは、再生原料を使用し上質紙日産150トンを生産する見込みだが、元々英国Sappi社Nash工場で使用されていたもの。Sappi社での操業は、年産3万6千トンであったが、2006年5月に停止状態となっていた。
3月18日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ