フィンランドの国有砕氷船社Arctia Shipping社の船員が起こしたストは1週間を経過したが、今シーズンのバルト海の海氷は例年に比べ薄かった結果、フィンランドの紙パルプ輸送には大きな影響はなかった模様。同国の北部には白ライナー年産41万トンのMetsa Board社(MB社)、L材・N材パルプ年産59万トンのMetsa Fibre社(MF社)、上質紙・塗工中質紙年産83万トンのStora Enso社Kemi工場、コート紙年産110万トンの同Oulu工場など4工場が立地している。MB社、MF社については、遅延等ストの影響を受けなかったが、本社は終始状況を注視していた。一方、Stora Ensoの2工場はいくらか影響を被った模様。
3月19日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ