紙パルプ製品評議会の発表した最新の統計によれば、北米全体の2月新聞用紙輸出量は昨年同月比26.4%減と大幅に下回ったことが分かった。西ヨーロッパ向けでやや伸ばした輸出量も、中南米向けインド向けなど大市場向けが大きく数字を落としたことで相殺以上の結果となり、全体の数字に対しマイナスに作用した。因みに、国内出荷も同13%減少した。商業印刷向け需要が同1.2%減少も、シェアの大きな新聞用途需要での同16.3%減が影響して、新聞用紙全体の需要は同12.8%大きく下落した。また、北米の新聞用紙メーカーの平均稼働率は93%で、前年同月比3%ポイント減、一方、2月末の工場在庫も前年同月比13.7%増と高水準に推移した。
3月23日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ