中国通関当局の発表によると、中国2月の古紙輸入量は春節期間に実施された大規模休転の影響で、前月比18.9%急落して約185万トンに終わった。春節期間中は中国製紙各社の多くが、長めの工場休転期間を設定したこともあり、それに合わせ古紙の輸入量を控えたことによるもの。この動きは特に、国内市場で供給過剰問題への取り組みを目指した再生コンテナーボード分野に顕著にみられた。春節後に通常の操業に戻った製紙メーカー各社は、古紙輸入量を徐々に上げてきている。一方、最近まで米国西海岸の港湾業務が混乱していたことで供給に支障が発生していたものの、今年累計で米国からの中国向け古紙出荷量が前年同期比で上向いている。
4月1日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ