ブラジル最大の港であるサントス港に隣接する燃料貯蔵施設で4月2日発生した大火災は、消防隊員たちの懸命な消火作業が続けられている。Ultracargo社の保有する6つの燃料タンクが火災に見舞われており、港への道路の一部がトラック輸送を待つ貨物で封鎖されている状態にあることもあり、4月6日現在も鎮火には至っていない。同港関係者によれば、火災で同港2つのドックが使用不能になっているものの、その他の施設は全て通常通り稼働しているとしている。また、同国パルプ・メーカー各社が貨物搬入に使用している鉄道引き込み線にも影響は及んでいない為、鉄道で搬入された貨物は遅滞なく船積みされている。サントス港は同国では最も重要なユーカリパルプ積出港であり、Fibria社やEldorado社が同港から輸出をしている。
4月7日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ