米国の市場関係者によれば、今年に入ってからの中南米向けクラフトライナー輸出量は、輸入国側の経済成長鈍化とドル高による価格高騰が招いた競争激化などが原因で、前年同期比で低調推移となっている。落ち込みの最大要因は、昨今のドル高によって欧州・ブラジル・その他中南米諸国の各市場に於いて、米国製のクラフトライナーの競争力が低下していることにあると推測される。因みに、米国からの1月~2月クラフトライナー輸出量は、中米およびカリブ諸国向けで前年同期比12.1%減少の約9万8千トン、また、南米諸国向け全体でも同12.0%減の約7万トンと大幅に数字を落としている。
4月14日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ