最新の産業統計によれば、依然景気が停滞している中、米国の3月カートン出荷は好調に推移したものの、コンテナーボードの在庫水準は前月からわずか7千トン減っただけで、引き続き高止まりしている状況であるとアナリストは判断している。銀行筋の見解でも、需要は少なからず堅調であり、稼働率も健全性が保たれている中、在庫だけは頑固に高水準であり続けている、としている。3月のカートン出荷量は、実質ベースで前年同月比5.5%増の310億平方フィート、週平均換算では同0.7%増となっている。また、今年第1四半期でみると、出荷量は実質ベースで前年同期比1.7%増、週平均換算で同3.4%増となった。
4月16日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ