台湾の中華パルプ社は、これまでの印刷・筆記用紙事業から方向転換を図り、付加価値の高い特殊紙分野への参入を目指していることが分かった。同社は2012年に、台湾の同業社である永豊餘社の上級紙・板紙部門と合併し、台湾最大の上級紙メーカーとなり、ホールディング・カンパニーとしての永豊餘社の傘下となった。共同関係を築いて以降、中華パルプ社は台湾国内で3工場合わせて年産60万トンの生産能力で操業を行なってきたが、直面する国内・海外市場での印刷・筆記用紙需要の減退に対抗し持続可能な企業体質を目指す為、既存の生産ラインを特殊紙生産用へ切り替える一方、新規製品となる特殊紙拡販強化を図っている。
5月23日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ