ブラジルの経済状態混乱によって、同国板紙メーカーであるMD Papeis社が近々目論んでいた同社の増産計画を見直さざるを得なくなった。同社は同国Parana州Lapa市に今年中に年産12万トンの板紙工場を立ち上げる計画があったことに加え、サンパウロ州Limeira工場で2009年から停機していた3号機を再稼働させ、既存の同社生産能力を年産4万トンから5万トンへ引き上げる計画があった。同社関係者によれば、同国が過去2年間抱えてきた経済停滞の為、新工場立ち上げのプロジェクトはとん挫することになったとしている。また、いずれこのプロジェクトを推進するとしても、現在停機しているラインの問題を解消する必要があるとも付け加えている。
5月28日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ