米国政府が発表した最新の貿易統計によれば、上質紙カット判の輸入量が今年第1四半期はここ数年で初めて前年を下回り、4月も含め下落が続いている。1月~4月の輸入量が3.4%下落している要因は、米国商務省がカット判の輸入に対し今月何らかの裁定を下すものとして、同国および世界のメーカーが動向を静観していることにある。現在、米国商務省はカット判のオフィス紙・コピー紙へのアンチダンピング課税および相殺関税の料率を検討中である。当該のアンチダンピング課税は、オーストラリア・ブラジル・中国/香港・インドネシア・ポルトガルの製紙メーカーに対して、同国メーカーであるDomtar・Boise・Glatfelter・Finchの各社が申し立てを行なったもの。
6月5日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ