相殺関税(CVD)の影響は、8月19日に発表されるアンチダンピング税がまだわからないが、インドネシアにとっては大きな打撃で、中国のいくつかのメーカーには予測より小さい影響となっている。
6月23日以降に荷揚げされる製品の関税を払わないように、数社はインドネシア品の注文を停止している。2014年には米国はインドネシアから22万7千トンのコピー用紙を輸入している。シンガポールからの経由をあわせると米国国内需要の6%を占めている。
中国に対するCVDは込み入った状況にある。調査に応じなかったメーカー2社に対しては126%と、払いきれないほどの高関税となった。これらのメーカーは比較的出荷量が少ないため、米国向けの販売を取りやめる意向である。
およそ23万トンのインドネシア品と、6万トンの中国品コピー用紙が、中国のうち関税が5.82%のメーカー、欧州、ブラジル、北米の製品と置き換わるとみられる。
(RISI 6月25日)
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ