欧州紙産業連盟は、同業界の2014年の成果を如実に映し出した主要統計報告を本日付で発表した。同報告書には、生産量・消費量・紙パルプや原材料の取引動向の実績値に加え、エネルギー・環境に関するデータも含まれている。2014年の欧州紙・板紙生産量は前年比0.2%減で、2010年から2013年にかけて4%下落したのに続いての減少となり、9千110万トンであった。一方、同年の紙・板紙消費量は前年比0.9%上昇し、7千710万トンであった。前年まで3年連続減少していたことを考慮すれば、この伸長は特筆すべき点とされる。特に、EU28ヶ国で同1.3%、ユーロ圏でも同0.8%の上昇を見せた。主に紙需要の伸びを反映させたものである。
7月6日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ