チリ森林協会が発表した最新の統計によれば、同国の1月~5月パルプ輸出量累計は180万トンで、前年同期比3.8%の減少となった。このうち、晒ユーカリパルプは823,869トンで同3.6%減、晒ラジアタパインも786,418トンで同6%減であった。一方、未晒ラジアタパインの輸出量は同6.1%上向いて187,203トンへ増量となった。パルプ輸出取引金額でみると、前年同期比11.4%減の約$10億に終わった。晒ラジアタパインの価格を比較すると、2014年5月のトン当たり$694から2015年5月は$605まで大幅に値下がりしており、晒ユーカリパルプはいずれも$570で安定している。同協会によると、パルプ輸出は欧州市場向けで特に下落が大きく、主にイタリア、スペイン、オランダ、フランス、ドイツ向けの不振が影響しているとしている。
7月7日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ