米国の紙パルプ製品評議会の報告によると、7月の北米新聞用紙需要は前年同月比15%減と大きく数字を落とし、今年1月~7月の累計でも前年同期から3%ポイントの減少をみせている。需要落ち込みの要因は、最大の顧客である米国の日刊新聞社全体で消費量が18.8%大幅に減少したことによるもの。北米全体の7月出荷量は前年同月比14.8%減で、そのうち米国は同16.8%減、カナダも同6.8%減となっている。北米からの輸出量も同10.6%減と下降傾向に歯止めがかからない状況。新聞用紙メーカーの工場稼働率は、カナダが89%、米国で82%となっている。
8月26日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ