韓国最大の製紙メーカーであるハンソル製紙は、欧州での成長を目指し新たな生産加工拠点を取得した。同社はこのほど、ドイツの感熱紙加工専門企業であるR+Sグループの全株式購入の契約書を取り交わし、本格的に欧州市場での感熱紙加工体制の強化に乗り出した。8月末付で取引は完了するが、現時点では取引総額は開示されていない。1948年創立のR+S社はドイツの北部Sarstedtを本拠とする同族企業で、領収書・クーポン・切符・ラベル用途に感熱紙を専門に加工してきた。ハンソル社によれば、R+S社は欧州感熱紙加工業として急成長を遂げた企業であり、昨年の年商は3千1百万ユーロ、従業員は約90名であるとしている。
8月27日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ