ブラジル政府の発表した最新の統計によれば、同国1月~8月の古紙輸出量累計は、前年同期の約1千5百80万トンから約5千3百万トンへ、実に234.8%増加したことが分かった。このうち約4千6百万トンは主に中国向けの新聞古紙・雑誌古紙で、この部分だけで前年同期比289.8%増であった。雑古紙は同60.7%増加して約2百83万トンとなっており、向け先は主にボリビア、インド、中国、韓国であった。また、OCCは同41.2%増の約2百63万トンで、向け先はパラグアイ、インドへの船積みが多かった。上白、中白なども同278%大幅増で、391トンから1千480トンとなっている。同国の古紙メーカー協会によれば、国内市場全体が低迷している中、梱包用の紙需要が冷え込んでいる為、今や同国古紙業者のターゲットは国内ではなく輸出市場であるとしている。
9月23日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ