7月初旬に火災に見舞われたイタリアのFedrigoni社Verona工場は、被災から復旧し既にフル操業で生産を行なっていることが分かった。同工場の2ラインのうちひとつ3号機は9月7日に操業再開、もうひとつの1号機は9月21日に再稼働となった。構内構造物の復旧も完了したと伝えられている。年産7万トンの生産能力を有する上質紙生産ラインから発生した火災は、7月2日鎮火したが地元消防署によれば、同工場から午後3:40頃通報があり午後6:00には消火を終えたものとしている。同社は当初、火災後数日中には操業を再開する見込みで、その週内には稼働率は70%まで復旧していると公表したが、被害状況は当初想定していたよりは甚大であったことから、復旧までに相当の時間が掛かったとしている。
10月1日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ