ブラジル森林産業協会が発表した最新の統計によれば、同国8月の紙生産量は、比較的好調だった板紙、新聞用紙、ティッシュなどに支えられ、前年同月比0.6%微増の87万8千トンとやや上昇した。ただし、1月~8月の紙生産量累計でみると、前年同期比0.3%微減となっている。同国製紙業界は需要減による国内販売の目減り分を輸出量増で補う取り組みを続けており、同国通貨レアルの引き続く対米ドル安も輸出への追い風となっている背景がある。同協会によれば、同国1月~8月の輸出量累計は前年同期比6.1%増の120万トンとなっているが、国内販売量は同3.6%減の350万トンと勢いを欠いている。
10月6日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ