カナダのTembec社は、同社の生産するBCTMPの市況が低迷していることを受け、ケベック州に位置する同社Temiscaming高収量パルプ工場を11月中に2週間休転する計画であることが分かった。同社役員によると、同社は年産30万トンの生産能力を有するTemiscamingの高収量パルプ工場を11月8日から22日まで、休転とする決断に至ったとしている。この休転によって高収量パルプ市場から約11,500トンが削減されることとなる。この他にも、同業のBCTMPメーカー、Paper Excellence社やWinstone Pulp社もBCTMP市況低迷を理由に、市況調整休転或いは定期保守休転の延長など対策を講じている模様。
10月25日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ